コメントについて

性暴力に理解のある方、かつ管理人と友好関係にある方のみが本館におこしください。 本館の安全をはかるために設けたのがこちらの別館です。どういう考えを持つのもご自由ですが、対話するつもりがない方とは対話しません。 幼児教育くらいから話さなくては…

自分のことを語ることのむずかしさ

ときどき、自分を隠して生きているようで疲れてしまう。 ぼかしたりフェイクをいれたりせず、自分にあったこと、自分がそのときどういう状態だったか、 どうしてそういう対応をせざるをえなかったのか、 今にして思うとこういうことだったのだ、と、「私のス…

コメントについて

性暴力に理解のある方、かつ管理人と友好関係にある方のみが本館におこしください。 本館の安全をはかるために設けたのがこちらの別館です。どういう考えを持つのもご自由ですが、対話するつもりがない方とは対話しません。 幼児教育くらいから話さなくては…

緊急避妊ピル、ノルレボの承認めざしてパブリックコメントを出しましょう

海外では、緊急避妊専用のピル、ノルレボ錠がありますが、日本では承認さえされていません。 二種類の中用量、高用量ピルで代用するしかないのです。身体への負担が大きく、副作用もあります。しかも、性暴力被害にあった場合、レイプクライシスセンターもな…

性暴力被害者の行動及び心理状態について

こちらも資料として置いておきます。 秋田セクシュアルハラスメント 二審にて提出され、裁判所の判決に採用された、 フェミニストカウンセラー河野貴代美氏の鑑定意見書 「セクハラ神話はもういらない 秋田セクシュアルハラスメント裁判 」p189〜192より引用…

レイプ・シールド法(強姦被害者保護法)について

「レイプ・シールド法」について、資料としてこちらに置いておく。 「司法におけるジェンダー・バイアス」 第二東京弁護士会司法改革推進二弁本部ジェンダー部会 司法におけるジェンダー問題諮問会議 編 p261〜262より引用 コラム レイプ・シールド法(強姦…

プロパガンダの変遷 2

前のエントリ「プロパガンダの変遷 1」 で取り上げた、連載記事の続きです。 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/feature/20100729-OYT8T00311.htm (7)市川房枝 職場婚の勧め 戦後の高度成長期、同じ職場の男女が結婚する「職場結婚」はきわめて多かった…

プロパガンダの変遷 1

この間から興味深く読んでいた、読売新聞の連載。 そのうちプロパガンダについてのエントリを書こうと思っている(いつになるかわからないけれど)のでここにメモ。 とりあえず7/28の第六回までここに載せさせていただいたのだけれど、まだ連載は続いていま…

大切なのは、声をあげていくこと。あげつづけていくこと。

私のブログは、被害直後の方が、どのくらいかどうかわからないけれど、見ていらっしゃる可能性がある。 でも、直後の方には合わないとも思う。私は被害を受けてから十数年たっているのだから。 自分の被害直後のことを思っても、その後数年間のことを思って…

愛知県に警察主導のワンストップセンターできる

気になっていた、国内初の、警察主導のワンストップセンターが、 愛知県一宮市羽衣にある、大雄会第一病院に開設されました。 大雄会第一病院のサイト→http://www.daiyukai.or.jp/daiyukai/organization/medical_treatment/daiichi_hospital.html 先日の記事…

いまだにときどき苦しくなる

昨日お料理しているときにぼんやりしていて、左手の移動が包丁の位置との調整にまにあわなくて、すぱっと指の先を切ってしまった。 血がさーっというかどくどく、という感じで出て、動揺した。 あわてて保冷剤で冷やしながら止血して、浅い傷だったからすぐ…

被害前の自分と被害後の自分の統合

毎年、季節の変わり目に体調を崩しやすい私。 気をつけてはいたのだけれど、花粉症がおさまりノド鼻の調子がよくなったと安心していたら、こんどは胃腸にきた。でも、同居人に指摘されて気付いたのだけれど、そういえば最近はめまいや頭痛は少ない。 最近市…

映画の感想『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』

たまには映画の感想などを。 『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』を見た。 1950年代に活躍した、ジョニー・キャッシュという実際のミュージシャンの伝記映画らしい。 幼いころ慕っていた兄を失い、父親にそのときに言われた言葉から逃れられない主人公。 …

夢を見た。 浅い眠りでなかなか眠れなかった。 ようやく眠ったと思ったら、夢を見た。 バイクに前をふさがれ、ヘルメットさえかぶっていない男がにらみつけている。 逃げなきゃ、動かなきゃ、そう思うのにまったく体が動かない。 そこで目が覚めた。 ちょう…

言い表せない異常さ

「隣の家の少女」を呼んだ。 途中何度もくらくらしそうになりながらも、一気に読んだ。ひとつひとつの場面の状況、雰囲気、登場人物の性格、精神状態が細かく描写されていた。 自分が例えばこうすればこう反応があるというのがわかっているからこそ、身動き…

精子あっての命です

「今クリニックで起こっていること ④やむを得ずの出産。」(河野美代子のいろいろダイアリー) http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-7b14.html で、コメントしている人がひどい。 河野様 今晩は。「今クリニックで起こっていること」につ…

セックスは暴力的なものではないです。私にとっては。

セックスは暴力的なものを含んでいるか http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20100320/1269095203への返信エントリ。 あれこれ考えが飛びすぎて、何日か考えてもうまくまとまらなかったので、ひとりごと的に書きます。 敬語とか気を遣う余裕がなくて申し訳ない…

「男をわかってない」と言われまくる件

ここ数日、あちこちで(といってもネットだけど)、 なりゆき上、性犯罪についての出前講座(?)をしてましたとさ。 さすがにちょっと疲れた。 その中でちょっと気になったこと。「男の性欲をどうしてくれる!」 「あんたは男ってものをわかってない」 等々…

集団のなかで起きる暴力

たとえばセクハラやパワハラ、モラハラなどは、ほとんど誰もが経験したり見聞きしているのではないだろうか。 ただ目の前でおきていないことを人から聞いた場合、内容が信じられないほどひどい場合、 どうしてそれほどひどいことがどうしておきるのか?大げ…

セクハラ

働くとセクハラをされる。 された。されまくった。 されたセクハラの内容を、まともな人が聞けば「ネタ?ねえ、ネタでしょ?」と笑って言われるくらい、おかしい。 ネタではないと知ると、皆一様に押し黙るくらいのひどさ。 おかしな人というのは実際にいる…

性分化疾患

性分化疾患についての記事(毎日新聞)をメモ。 無知な自分を恥ずかしく思います。 性に関することを考えていると、避けては通れない問題。 言葉にならないくらい、たくさんのことを考えさせられました。 思うことはたくさんあるのですが、簡単に言葉にでき…

「察してもらいたい」は甘え

NHK追跡!AtoZ 1/30(土)放送「問われる日本人の"言語力"」を見ました。 途中からだったのですが、印象に残ったことを少し。 性暴力がどうしてこんなにも多いのか、そしてあまりに社会の問題意識が乏しいのか、などを考えているのですが、 どうしても日本人の…

限界を感じる、そして行動する

※フラッシュバックするかもしれない内容が含まれていますので、読む読まない含め、体調にご注意ください。 先日、フラッシュバックした、という趣旨の記事を書きました。 それから約一週間、外出するのが怖いというかおっくうになり、ほぼ家にいました。 そ…

性暴力被害特集 : NHK教育「ハートをつなごう」  

本日と明日、NHK教育で「ハートをつなごう」で性暴力被害の特集が放送されます。 放送時間 1月25日(月)、26日(火) 午後8時〜8時29分 再放送 2月1日(月)、2日(火) 午後1時20分〜1時49分 予告のハイライトで父親から性的虐待を受…

フラッシュバック

※フラッシュバックするかもしれない内容が含まれています。 一言でフラッシュバックといっても、被害の状況がリアルに再現されるようなものもあれば、 そのときの苦しい感情がわきあがる感情的フラッシュバック(この言葉は私は最近知った)、というものもあ…

性犯罪の公訴時効に関して

マスコミでは殆ど取り上げられていないのですが、先月、公訴時効に関して性犯罪も対象にするよう、性暴力禁止法をつくろうネットワークが要望を出したそうです。 取り上げたのはNHKと東京新聞のみです。 「置き去りにされている犯罪被害者 ― 性犯罪被害者…

性虐待の加害者は身近な人

セクハラは、上下関係を利用して起きる。 加害者にとっての“オンナとしての魅力”が同じでも、彼らは自分より上の立場の相手には、セクハラをしない。 それと同じように、 性虐待も、上下関係を利用して起きる。 身近な大人。 家族はもちろん。指導者、つまり…

人は信じたくないものは信じない

性暴力被害者むけに相談を行っているところは少ない。 他にもアクセスする可能性のある場所というのはあるのだけれど。 そういった人たちのレベルの低さにうんざりする。 かなりストレスフルだ。 被害者であることを特に言っていないのだが、他国のデータを…

ゆずれないものを守る

自分のゆずれないもの、相手のゆずれないもの。 両方を守ることは、簡単なようで、実はとても難しい。 痛みはその人のもの。 その人にしかわからないもの。 他人がその痛みの軽重を決めることはできない。、 他人が決めるとき、その人の痛みがその人の痛みで…

裁判官はこういう認識

ここしばらく、「じえい」論議に疲れて、他の記事がなかなか書けていなかったので、 少し自分のコントロールというかペースを取り戻す意味もかねて、 気になった報道についてエントリをあげておこうと思います。 知れば知るほど、つくづく、日本の司法制度は…