限界を感じる、そして行動する


※フラッシュバックするかもしれない内容が含まれていますので、読む読まない含め、体調にご注意ください。
 



先日、フラッシュバックした、という趣旨の記事を書きました。


それから約一週間、外出するのが怖いというかおっくうになり、ほぼ家にいました。
その間、本来ならば出かけるはずだった人には、「体調が悪い」など連絡しました。
ほぼ唯一、被害のことを打ち明けている人には、正直に、ちょっと外出恐怖症になってますと伝えました。大げさに心配されずに受け止めてもらえるから、言いやすいです。



心の調子が悪い、というとき、実は真面目だったりする私は「体調が悪い」というのはいいづらかったのですが、
嘘じゃない、本当のことじゃない、とある方に強く言われてから、そうか、とようやく納得できたのでした。
ただでさえ自責感、罪悪感でいっぱいのときは、それすら言えずに、ひたすら頑張り続けて、とうとうひどい状態になってしまったこともありました。
心の病気、というのは実は、脳の中がうまいこと働いていないので、確かに体の病気でもあります。



なので、堂々と「体調が悪い」と最近は言えるようになりました。
「どこが悪いのか」と訊かれても、それ以上言いたくない相手には、話をそらしたりする技術も身につけました。
(まだまだ磨きをかける必要がありますが、私にとっては大進歩です。かなり嘘をつくのがへたで人生損しています)
とはいえ、働いているときは、やはり根掘り葉掘り訊かれてすごく辛かったです。
胃腸や頭痛、そして免疫が弱いので、そういったことを言っていましたが、何を言っても「弱い人」と見なされるので嫌でした。


また、今はそれほどではないものの、PMSがひどかったです。
PMSは回復するにつれて軽くなると、先行く仲間に言われたことがありますが、今はそれを実感しています。


もともと生理痛は強い方ではあったのですが、ふしぎと、被害に遭ってからしばらくすると、ものすごくPMSが酷くなったのでした。ストレスが何百倍にも何千倍にもなったからかなと勝手に今は解釈しています。



話を戻します。
さて、フラッシュバックで一週間、家でゆっくりしていたのですが、
どうしても出かけなくてはならない用事があったので、がんばって月曜日に出かけました。
ついでにお気に入りのお店でお気に入りのメニューを頼み、ぼーっとひとりランチなどしてきました。
ほんとうは他にも用事がたまっていたのですが、最低限の用事だけ済ませて家に帰りました。



そして、昨日は、夕方にひとりで外出できて、帰って来れたので、自分的にはかなり頑張った、という感じです。
これが一番、私にとってはですが、怖いことだからです。
たとえ朝外出しても、夕方に戻るというのは、私は怖いのです。(それもあり、外出するのが、よけいに億劫になったりします。)
途中、やっぱり帰るのが怖い、となったら、同居人が帰る時間に帰ろうと決めて出かけました。
なんとか1人で戻れてよかったです(心配させるので)。



夕方という時間帯は私はとても怖く、ひとりで家にいる状態から、外に出る、家路を急ぐ人たちのせわしない雰囲気を味わい、用事を済ませて戻る、というのが、かなり怖い状態です。
夕方の雰囲気って独特で、そのせわしなさの間に、私は誰にも助けてもらえなかったという思いがどこかにあるからでしょう。


本当は、夕方の空模様を眺めるのが好きなのですが、なかなかできません。
被害に遭った時期などは、記念日反応でずっとなんだか胸の中がつかえているような感じで苦しいので、
お昼の三時くらいから夜になるまで無理に眠ったり、逆に目をらんらんとさせてずっと起きて、警戒し続けていたりもします。



とはいえ、自分の状態がある程度把握できるようになったぶん、これでも回復した方です。
自分が何を欲しているかわからずに、ひたすら無理をし続けていた間が一番つらかったです。
どういう事情があるのかも知らずに、あれこれ言われるのがつらかった。
働きたいのに働けないというのは、惨めなものです。



ほんとうに具合が悪いときは、数ヶ月単位で外出も億劫になってしまっていたのですが、
そういうとき、お役所から税金だのいろいろ払うよう通知が来ると、本当にブルーになります。
今はコンビニ支払いなどできるところもあるようですが、金融機関の窓口のみ、となると、かなり厳しい。
歩いていける距離にないと、無理です。
(ちなみに今は車がありますが、状態によっては車を運転するのも自信がないときも多いです。)


出かけて行って、手続きをするまで待つ、ということが、かなりハードルが高くなったりもしました。
結局、期限切れ、金融機関取り扱い不可、場合によっては差し押さえます、役所に来るようにといった趣旨の通知まで受け取ったこともありました。
もう、自分に激しく自己嫌悪でした。


そのときやったことをふと思い出したので、書いておきます。


役所に思い切って電話して、事情を簡単に話しました。
体調が悪く、銀行のみの扱いでは、近くにないので行けない、
体調がよい日もあるが、送付されるものはどれも期限が短く(二週間くらいとか)、行けなかった、
払う意思はあるがどうしたらよいか、と。


担当の人は、では、銀行も郵便局も両方使えるものを、期限が長いものを改めて送ると言ってくれました。
来年度からは引き落としにしたい意思も告げましたが、今年度の分までは対象外なので、そうしましょう、と。
で、そのとおりのものが送られてきて、ほっとしました。
今度は期限が数ヶ月あったので、体調のいい日に行けると思い、ほんとうにほっとしました。
数ヶ月の間、ずっと気になっていたことだったので。


まあ・・・お役所にはいろいろと嫌な思いもさせられているわけですが、
きちんと事情を話せば、こういう対応もしてくれるんだな、とわかっただけで、
何より、わがままと捉えかねられない事情もきちんと受け止めて対応してくれたのが、嬉しくありがたかったです。
ああ、私は一応この社会にいてもいいんだな、とほっとしたというか・・・。



NOを言うことの大切さ、限界を示すことの大切さ、というのを、日々実感しているわけですが、
ふとこのことを思い出して書いてみました。