いまだにときどき苦しくなる


昨日お料理しているときにぼんやりしていて、左手の移動が包丁の位置との調整にまにあわなくて、すぱっと指の先を切ってしまった。
血がさーっというかどくどく、という感じで出て、動揺した。

 
あわてて保冷剤で冷やしながら止血して、浅い傷だったからすぐにとまったけれど、血がぷしゅーっというか、どくどくと出る様子にはどうしてもなじめない。
嫌なことを思い出して思わず座り込んで涙ぐんでしまった。
でもいちおう体は動いて、止血できたことは自分でほめてあげたいと思った。傷の消毒もちゃんとして、薬も塗って、テープも貼った。


とても動揺してしまったので、頓服の安定剤のんで、それでも心臓がばくばくして、息がうまくできなくて。
いっしょうけんめい深呼吸していた。


今は関係がいいので甘えてもいいかなあと思って、時間があったら電話くださいってメールして、電話来たときはほっとした。
いきなり指切った、って言うのは言いにくくて、無理やり用事をひねりだして言って、
ああわかった、って切られそうになったから、待ってって言って。
けがしたって言ったら心配されて。
この人は大したことないとかそういうことは言わないから助かる。
本当は、客観的に見れば全然たいしたことはないんだけど、打撃が大きかったから。
私がよくわからないきっかけで不安定になるのはもう慣れたみたいだけど。
ちょっと動揺した、って言ったら、
うん、って言ってくれてほっとした。水仕事しないほうがいいよって言ってくれた。


そういうわけにもいかないので、あとちょっとだから水にぬれないようにしてなんとか料理完成させた。
水にぬれないように、と気をつけるとき、一人じゃないような気がしてずいぶん気持ちが支えられた。


一人だったら何でもないことでも泣いてしまう。
怖い、苦しい、っていうことを、誰かが受けとめてくれるだけで、かなり救われる。



最近調子わるいなあ・・・。