期待を持ちたい 徳島「性犯罪被害者支援ネット:産科医と」

徳島で、産婦人科医が県警と連携して、性犯罪被害者支援のためのネットワークをつくるそうです。
まだ第一回協議がなされたということで、まだこれからということなのでしょうが、
なにしろ、ワンストップ支援センター(クライシスセンター)をつくりたくても、医療機関そして医師の確保が日本は非常に難しいので、医師がこういった取組みに積極的に取り組んでくれるのは嬉しいものです。


注目したいと思いますので、以下、毎日新聞の記事より転載です。http://mainichi.jp/area/tokushima/news/20091016ddlk36040538000c.html



性犯罪被害者支援ネット:産科医と警察が連携強化 
効果的な捜査に−−初会合 /徳島



県警や県内の産婦人科医による性犯罪被害者支援のためのネットワークが14日結成され、県医師会館(徳島市幸町)で第1回協議会が開かれた。


 ネットワークは、医師と警察が互いに連携を強化することで、性犯罪被害者の負担を減らし、効果的な捜査につなげることが目的。99年に発足したが、登録医師の転勤などで形骸(けいがい)化していた。県警が改めて協力医師を募り、県内の18医療機関から医師19人が登録した。


 協議会には産婦人医ら約20人が参加。多田卓司・捜査1課広域捜査官らが、性犯罪被害者が受診の際、人目につかないようにするための対処方法、DNAの採取方法、性犯罪の発生状況などを説明した。今後、年に1、2回協議会を開く。日本産婦人科医会の三谷弘・県支部長は「性犯罪は被害女性の尊厳を踏みにじる行為。的確な証拠採取や診断、治療が大切」と話していた。【山本健太】



ワンストップ支援センター(クライシスセンター)もできると言うし、
少しずつ、性暴力への眼差しが変わってきたのを感じます。
多くの方のおかげです。

産婦人科医はどうしても体力勝負なので、女医さんのなり手が少ないです。
個人病院はどんどん閉鎖されていっていますし、大きな病院で勤務医となるしかないのが現状のようで、よけいになり手が少ない、なっても体力が続かず辞めてしまう。
そういった状況が、クライシスセンター創設の一番のネックでした。
なので、結婚や出産で一線を退いた女性産婦人科医などが登録制ででも、性暴力に対応できるようにしてほしいなあと思っていたので、なんだか嬉しいです。徳島県内で19人が登録ということです。
お名前がわかればお手紙を書きたいです。



医師の皆様。助産師、看護師の皆様。
受診で二次被害がおきることがないよう、どうか、配慮してください。
本当は、性暴力がないのが一番いいのですが、性暴力にあったとき、きちんとした対応をしてもらえることがどうしても必要です。



県警が協力医師を募って、というのも、徳島県すごい、と素直に思いました。
どうかこの取組みが全国に広がりますように。


・・・さんざん警察の悪口を書いてきた私ですが、最近支援者の方から聞いたのですが、警察の中にも、被害者が元気になったか等、気にしてくださる方もきちんといらっしゃるのを知りほっとしました。裁判を傍聴に行ったりもされるとか。
捕まえるだけで、裁判なんて気にしないからロクに証拠も揃えられないんだよ、とぶちぶち悪口を言っていたので、ちょっと反省しました。そういう熱意ある警察の方の存在を知るだけで嬉しいです。



「リンダの祈り」にあるように、聞く耳を持ってもらえるよう、そして責めるのではなく何が障壁となっているのか相手の困っていることを把握し、現状を良くしたいという思いに重ねて要望できるように、少しずつ動いていきたいと思います。



ブログでは詳しく書けないですが、流れが変わってきたのを感じます。
結局は、本当に、人なのだなと思うのです。
耳を傾けようとしてくれる方、話を聞いてくれる方に出会えたことを感謝し、わかってもらえるよう、働きかけていきたいと思います。少しずつですが、できることをしていこうと思います。






<参考>

『女性の安全と健康のための支援教育センター』 サイト内


◆研修講座 ― SANE(性暴力被害者支援看護職)養成講座


◆支援教育センターの出版事業



<さらに参考> ※フラッシュバックに注意してください。


性暴力被害者専門看護職養成ビデオ完成! 放送日:2006/06/17 ―下村健一の「眼のツケドコロ」


医療関係の人達と、NHK、TBS、テレビ朝日のディレクターなどのボランティア協力によって、『性暴力被害に遭った人への急性期看護ケア』というビデオ教材が誕生した。制作プロジェクトのリーダーを務めた、茨城県立医療大学助教授・加納尚美先生にお話を伺う。



■医療現場と制作現場のプロが共振して


――どうして、そういうビデオを作ることになったんですか?


加納:
看護師は、強姦被害者に出会う機会が一番多く身近にあるのに、被害者のケアについてほとんど教材や資料がなく、教育の中でもきちんと採り入れられていないんです。私たちは、NPO『女性の安全と健康のための支援教育センター』で専門講座を開いていますが、そこでも、どういう風に被害者に対応するべきかを具体的にイメージできる教材がないというので、今回製作する事になりました。


――医療関係者だけでなく、テレビ各局の現場ディレクターなどがビデオ作成を手伝うことになったのは、何故ですか?


加納:
初めは、独自に作る予定で映画会社に聞いたり、見積もりも取ったんですが、思ったよりもかなりお金がかかると分かりました。最後の手段として、ホームビデオで作るしかないかな、とも考えたんですが、TBS関係者の方が(別件で)取材に来られた際、「全く違う話なんですけど」と相談したら、「地下鉄サリン事件の被害者ケアをしているNPOリカバリー・サポート・センター』に依頼したらやってくれるんじゃないか?」とアシスタント・ディレクターの方が助言して下さったんです。それで、早速相談に伺ったんです。

最初は、同じ犯罪被害者でもタイプが違うから、とかなり躊躇しておられたようなんですが、お話していくうちに、大切なことは《被害者にどう接していくべきか》という点だと理解していただけたんです。



リカバリー・サポート・センター』のスタッフの中には、地下鉄サリン事件の取材を通じて入ったというメディア関係者も複数おり、それぞれが更に自分の知り合いを引っ張り込んで、今回のプロジェクトチームが出来上がったというわけだ。参加者には、完全にボランティアの人と、形式上は制作会社の業務として参加したNHK関係者もいるが、その人達にしても、受け取った制作費から経費を引くと、利益はたったの2000円というから、限りなくボランティアに近い。


加納:
お金はあまりなかったので、無理やり値切りました(笑)。
加納先生自身も、ビデオの中で警察官役を好演している。とにかく低予算で仕上げるのだという徹底ぶりが窺える。



■役者ではなく、現職が演じるリアリティ


――ビデオの中味は、どういった内容になっているんですか?


加納:
レイプされた被害者が病院にやって来た、という架空の事例を元に、病院でどう対応できるか、やってはいけない事、具体的に必要なケア、データなどを盛り込んでいます。
現実に病院でそういう仕事をしている方々が演じているので、非常にリアルな内容になっている。「レイプされたけど病院に行くのが怖い」と悩んでいる人も、どういう事が出来るか、このビデオから容易にイメージできると思うので、ぜひ参考にして頂きたい。



<作品より>
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ナレーション: 被害者がレイプに遭ったのは午前11時。警察に届けたのは、午後3時。午後5時に病院を訪れました。妊婦や、子供を連れた人のいない時間を選ぶ事で、被害者の心理的な負担を軽くする事が出来ます。


助産師: ここの問診室で、お話を伺わせてもらっていいですか?
被害者: はい。
助産師: はい、こちらになります。警察の方は、どうしましょうか? 一緒にいてもらったほうがいいですか?
被害者: …外で待っててくれますか。
助産師: 外で待ってもらっていいですか? (警察官に)じゃあ、すみませんが外で待ってて頂いていいですか? (被害者に)じゃ、中に入って、椅子があるので、好きなほうの椅子に座って下さい。
被害者: はい。
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このナレーションをしているのは、TBSの長岡杏子アナウンサーだ。彼女も、業務時間外に無報酬で参加している。


――こうやって、問診が始まるんですね。


加納:
はい。既にこの段階で、いくつもの配慮すべき点が列挙されています。まず、産婦人科なので、なるべく一般の患者が待合室にいない時間帯を選びます。それから、助産師が必ず自己紹介をしています。1つ1つの動作のたびに、被害者本人に選んでもらうなど、自己決定の回復も配慮しています。
レイプされるという事自体、自己決定権を完全に奪われる体験であるから、それを回復する事から始めるのがポイントだ、というナレーションもビデオには入っている。



■随所に被害者への細かい配慮


次に、助産師による被害者への問診が始まる。



<作品より>
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被害者: あの、妊娠したらどうしようかという事がすごく心配で、あと、性病とかもうつされちゃうことがあるんですよね?
助産師: 妊娠の心配については、ピルを飲むことで妊娠の可能性を低くする事ができますので、後で先生に相談してみましょう。性病の検査も出来ますし、もし必要があれば治療も出来ますからね。
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――ここでのポイントは?


加納:
本人がすべて言葉に出来ない部分、表情で何か言いたそうだなという所を察知しながら、出来るだけ(被害者が)言いやすく、質問しやすくする事です。
被害者に対応するのは、助産師だけでなく、研修を受けて資格を持っている看護師でも構わない。


加納:
私たちのNPOでは、そうした認定証を発行しています。
レイプに遭った時の状況を被害者の口から語らせるのは、本人にとって辛い場合が多い。しかも、警察で話した事をまた病院で繰り返させるのは酷なので、病院側が警察から聞いていいかどうかについても、被害者の意思を問う。
場面は、被害者の承諾を得た上で、問診室の外で待っている警察官の所に、助産師が話を聞きに行く所へと移る。




<作品より>
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助産師: そしたら、警察の方から少しお話を聞いて来たいんですけれども、誰か、一緒に待っててもらったほうがいいですか? 
被害者: いえ、1人で大丈夫です。
助産師: 大丈夫ですか? じゃあ、警察の方からお話を聞いて来ますので、ちょっとここで待ってて下さいね。そんなに長い時間はかかりませんから。


(問診室の外で)
助産師: 田中さん、すみません。お待たせしてます。ご本人から許可を頂いたので、少し被害の状況を教えてください。被害に遭った時間というのは、大体何時ぐらいですか?
田中: 本日の11時ということです。
助産師: (書き込みながら)2006年3月3日の11時ですね。被害の状況は…
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――ここでのポイントは?


加納:
被害者に何度も同じ事を聞かない、という点です。何度も聞く事によって、二次被害を引き起こす場合がありますし、何よりも本人が混乱しますので。
質問事項が列挙されている、聞き取り専用のフォーマットを用意している病院もある。



■体液採取、レイプキット、証拠写真


こうして、看護師や助産師による問診が終わると、次は医師による診察だ。まずは、助産師が、これから始まる診察の手順などを、レイプ被害者の女性に説明する。



<作品より>
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助産師: 長くかかりましたけど、疲れてないですかね? 少し休まなくても、大丈夫ですか?
被害者: はい、大丈夫です。
助産師: それでは、産婦人科の先生を呼んで、診察と検査をさせてもらっていいですか?
被害者: はい。
助産師: 診察の時に、先ほどもお話ししたんですけど、あなたが加害者を訴えようという風に思った時の為に、証拠になる物、たとえば相手の人の体液とか髪の毛とか、そういう物があれば、それを採らせてもらってもいいですか?
被害者: はい。時間が経ったり、シャワーを浴びたりして証拠がなくなっちゃったりするという事はあるんですか?
助産師: 残念ながら、やっぱりそうなってしまう物もあるんですよ。逆に必ず、証拠が採りきれるかというと、そうでない事もあるのでね、どうしても自分がイヤだなとか、ここが辛いなと思ったら、やめてもらってもいいので、採れる物だけ採りましょうか。
被害者: はい。後悔したくないので、あの、お願いします。
助産師: そしたら、今からね、準備をします。
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――ここでも、いちいち被害者の考えを聞いていますね?


加納:
はい、そうです。1つ1つをプロセスの中で確認する、という事です。
これは性暴力被害者対応に限らず、どんな病院の患者に対する看護職にも通用する話だと言えよう。
性暴力の診察には、専用の小物「レイプキット」の準備が必要になる。教材ビデオは、ここでその紹介を行なっている。



<作品より>
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ナレーション: この病院で用意した、「レイプキット」です。被害後、直接病院を訪れ、証拠の採取を希望する被害者の為に、このようなキットを病院でも準備しておくと良いでしょう。今回のケースのように、警察に届け出てから来院した場合は、警察で準備している「レイプキット」を必ず持参してもらいます。替えの下着や服も準備します。被害者が着ていた下着や服も、重要な証拠になるからです。
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加納:
「レイプキット」というのは、主に、証拠を採取して保存し、検査に出すという物です。売ってはいません。警察が持っています。このビデオの提供をしてくれた病院では、警察経由で来なかった場合の為に、独自にキットを用意していました。
各病院でも、このビデオを参考に、自前で用意しておくという配慮が必要かもしれない。
診察が終わって被害者に説明するシーンで、医者役として登場するのも、性暴力被害者対応では実際に大ベテラン、まつしま産婦人科・小児科病院の佐々木静子院長先生だ。


加納:
佐々木さんは、富士見産婦人科病院(乱診事件)の女性被害者たちにずっと関わって来た経験の持ち主で、「子宮と女性と地球に優しい」をテーマに掲げて、日々診療なさっている先生です。



<作品より>
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医者: 今、診察が終わりました。心配だったでしょうけれど、性器に傷は全然なかったですよ。膣の分泌物は、加害者の証拠があるかもしれないということで、採りました。膣の中は洗浄して消毒もしておきました。それから、あなたの胸の所を噛まれたとおっしゃいましたよね? そこの部分は、唾液が付いているかもしれないので、ぬぐって採っておきました。さっき診察の時にね、腕に掴まれたような跡があったので、それも出来れば証拠になるかもしれないので、写真を撮らせて頂いていいですか?
被害者: はい。
医者: じゃ、それは後で撮りますね。
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撮影現場は、ぎょっとするくらいリアルな展開が続く。


加納:
今の説明にもあったように、綺麗に洗ってあるとか傷が無いという確認を、本人に必ずフィードバックしているのも特徴です。



■本人の《立ち直る力》を信じて



こうして、レイプを受けた被害者が病院にやって来た初日の全てのプロセスが終わる。だが、被害者女性にとってはむしろ、それからが大変だ。そこでビデオは、助産師が、今後の事を被害者に説明するシーンへと移る。



<作品より>
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助産師: これでホントに全部終わりなんですけど。おうちに帰ってから、まずは消化の良い物を今日は食べて、ゆっくり休んで下さい。今回ね、この被害の事はすごく大変だったんだけれども、今回のこの事は、あなたが悪いってことは絶対無いので、自分が悪いっていう風に自分を責めないようにして下さいね。
被害者: はい。
助産師: それで後は、やっぱりすごく大変な体験だったので、おうちに帰ってから、体がいろんなサインを出して来る事があるんですよ。たとえば眠れなくなるとか、人の足音とか物音がすごく気になるとか、暗い所がダメになるとか、それから、男性を見たらすごくドキドキしちゃったりする事があるかもしれないので、辛い時はもちろん私たちでも相談に乗れると思いますし、何かあったらこちらに連絡をして頂いてもいいですから。
被害者: はい。
助産師: あとは、相談センターというのがすごくたくさんあって、いろんな所で電話相談に乗ってもらったり出来るんですよ。


ナレーション: これは、警察や弁護士会などが発行している、相談のパンフレットです。被害者が持つ悩みを解決するために、様々な機関が相談窓口を設けています。こうした情報を伝える事も、医療現場では必要なことです。
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――被害者の精神的なケアの部分までも、きちんと面倒を見てあげなければいけない、という事ですね?


加納:
そうですね。それから、「自分は悪くない」という事と、精神的だけでなくいろいろな身体症状も出て来るという事を予め知っておくというのも、とても大事なようです。
教材ビデオは最後に、要所要所で解説者として登場してきた産婦人科病院勤務の三田村さんという看護師の、こんな熱い言葉で締めくくられる。




<作品より>
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三田村: 被害者の立ち直る力を信じる事です。日常の、ごく当たり前の業務の中で、ほんの少しの工夫をするだけで、被害者へのケアの質を高めていくことが出来るのです。そして、その中心となるのが、私たち看護職であると思います。
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自分達が何かをしてあげるというのではなく、被害者が自立し、自分で立ち直っていくのを支援して行くという言葉だ。


加納:
三田村さんとは、12年間一緒にやって来たんですけど、彼女の実感がこもっている言葉だと思います。



――このビデオは、これからどういう風に使われて行くんですか?


加納:
これは研究目的で作ってありますので、研究に参加してくださる方に配布して、アンケートに答えて頂きます。その後は、出来るだけ多くの方に見て頂きたいと思います。




レイプ被害者の実数を考えると、今現在、その対応が出来る専門看護職は圧倒的に少ない。このビデオのニーズは、これから大きくなるに違いない。
今回制作に参加した各局のプロ達も、社会的に意義のある活動で気持ちよく自分の能力を活用できたという爽快感を胸に、「また次も一緒にやろう!」と言って解散した。こういう活動が、レイプ被害だけでなくドメスティック・バイオレンス対策ビデオなど、多方面に広がって行くことを期待したい。