サバイバーの方の手記掲載のお知らせ

8/22に発売された「婦人公論」に 「レイプ加害者は上司だった。弱い私が格闘した涙の軌跡」が4ページにわたり掲載されています。サブタイトルは「会社の“保身”にも傷つけられて」とあります。サバイバーの方の手記です。 性的描写はなく、淡々と当時の状況…

“暴力”  “人権” を改めて考える

森田ゆり氏の著作 「エンパワメントと人権」を読んだ。 とってもしっくりくる中身の本だった。多分、どんな人が読んでも、心に響くところはあるのではないかと思った。優しい語り口でとても読みやすい。 CAPプログラムのことを書こうと思って読んだのだけ…

防犯を呼びかけるのが警察の仕事なのだろうか

前回に続いて、警察の話。 以前のエントリで、警察は、「夜道・一人歩き・見知らぬ男」を性犯罪の代表的なものと捉えている、という感じはしていたけれど。最近教えていただいたお話で、ぎょっとするようなことを聞いて、「感じ」どころではなく、ほとんどそ…

何の“芽”を摘むのだ?

最近、似たようなニュースをたくさん見るのだけれど、またか・・・というのを見つけてしまった。 毎日新聞の宮城県版のようだ。 性犯罪:増える傾向の夏に県警、女性1人歩き「振り返って」 /宮城 女性の服装が薄着になる夏は、強制わいせつなどの性犯罪が…

警察も検察も司法も、「正義の味方」じゃないという現状  2

8/17に行われた「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」主催のシンポジウム「性暴力被害者が訴えやすい裁判に 〜 裁判員制度と性暴力被害者の人権」では、 裁判員制度の件だけではなく、そもそも司法制度が男性中心主義だという点で問題が多いという根本…

警察も検察も司法も、「正義の味方」じゃないという現状  1

告訴の件 秋田地検に刑事告訴した際の担当はI検察官だった。事情聴取のたびに同じことを何度も聞かれた。彼がなかなか調書を取ろうともしないのは、被害者がしびれをきらして告訴を取り下げるよう仕向けるためではなかったかと勘繰られても、仕方あるまい。…

福祉を真面目に考える方々について ― 「左派」の方々や、研究者の方々

前に書いたエントリで、さんざん「警察は賢くない」「非現実的」と書いたけれど、私が考慮に入れていなかったことがあるので、そのことを書こうと思う。私が「賢くない」と書いたのは、ふつうの警察のこと。公安警察とかは正直、考えていなかった。「非現実…

被害者の声 「早く安心して眠りたい」

人と人とのコミュニケーションを豊かにするはずの技術が悪用され、子どもの人生を奪っている。増加を続けるインターネット上の児童ポルノ犯罪。奈良県警が1月に摘発したファイル交換ソフトによる事件では、自営業の男が開設したサーバーにマニア約200人…

ややこしくさせている犯人(?)は、“児童エロチカ”かもしれない。

児童性虐待映像画像(児童ポルノという間違った名称がついているけど)は、最初のエントリに私はこう定義した。 ポルノという名称がコトをややこしくしているので、名前をまず変えて呼ぼうと思う。 「児童性虐待画像・動画」であり「ポルノ」ではない。よっ…

虐待がなくなるかどうかは無関係

どうやら誤解されているようなので補足を。 単純所持が問題となっているのは、違法な性虐待の画像映像が、実際に危害を加えた人が逮捕されたとしても、出回り続けて、しかもそのことへの対処が全くできていないからだ。 ネット社会で、逮捕されれば解決する…

はてなに別館をつくりました

「はてな」にはTBが通らないし、もともとのブログ「あなたは悪くない」http://manysided.blog85.fc2.com/ と分ける必要を感じたので、別館をつくりました。 元ブログではコメント書き込みがためらわれる方も多いようだし、私も被害者の方が見ていると思う…